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中国、著作権の国際協力に積極的に参加

2009-10-15 17:37:50     cri    

 中国は30年足らずの時間で、著作権に関する整った法律体系を構築しました。そのうち、「コンピューターソフト保護条例」と「情報ネットワ―ク伝播権(公衆送信権)条例」などは、新しい技術の発展に合わせて制定した法律法規です。今年、中国は初めて主賓国として世界最大のフランクフルト国際図書展に参加しました。この図書展では、図書の展示や著作権貿易の商談などが活発に行われています。著作権の保護レベルが向上するに従って、中国の出版業は著作権に関する海外との協力も日増しに緊密になり、文化の繁栄を促しています。中国リポート、今日は著作権に関する中国の国際協力についてお伝えします。

 1980年、中国はアメリカと国際著作権協力に関する初のプロジェクトを調印しましたが、アメリカ側に支払うのは印税ではなく、コンサルティング費用でした。1983年、中国出版業は初めて印税による支払いという形で、海外の関連機関と著作権協力に関するプロジェクトを調印しました。

 現在、中国は200の国と地域と図書、著作権に関する交流を行い、35ヵ国と作品翻訳協定を調印しています。そのほか、EU、アメリカ、日本、韓国などと対話メカニズムを構築しています。昨年、中国は27万種余りの図書を出版し、海外から輸入された図書の著作権は1万7000種近くに上っています。また「ベルヌ条約」、「万国著作権条約」などの国際著作権条約にも加入しました。

 中国新聞出版総署の鄔書林副署長は、「中国政府は海外との出版交流を一貫して重視している。中国の出版業をより早く発展させるためには、国際協力が不可欠だ。これまで30年の実績を基礎に、国際出版業との交流をさらに拡大していく」と述べました。

 このほど、韓国著作権委員会は中国著作権保護センターと著作権協力合意覚書を採択しました。双方は図書、音楽、映画、ドラマ、アニメ、ネットゲーム、ソフトなどの分野における著作権協力をさらに強化していきます。韓国著作権委員会のリ・ボキョン会長は「文化産業を発展、保護するには、著作権による後ろ盾がなければ、実現は難しいだろう。中国との関係が絶えず強化されていく中で、韓国著作権委員会は2006年、北京に事務所を設置し、中国著作権保護センターと良好な協力関係を築いた。それとともに、互いの交流と理解を深めるため、双方はさまざまな努力を行い、著作権に関する各分野で多くの成果を収めた」と述べました。

 今年中国は初めて主賓国としてフランクフルト国際図書展に参加し、新中国成立60年来最も規模の大きい代表団を派遣しました。190社余りの出版社が、7600種類の図書を出展します。今回の図書展に参加する出版社の1つである安徽省出版企業グループの朱昌愛さんは、「現在、我々の出版社は海外との交流が非常に多い。今年、各国の同行者が我々の企業グループを訪れ、見学や交流を行った。その際、多くの協力意向書に調印した。今年は輸出が昨年よりも増加が見込まれそうだが、輸入にも力を入れていきたい」と述べました。

 フランクフルト国際図書展の開会式で、習近平副主席は、「中国の出版業は各国出版業との交流と協力をさらに強化してほしい。知的所有権を保護するという中国政府の立場は変わらない」と述べました。

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