トルコのエルドアン首相が11日、トルコとアルメニアが10日、両国関係正常化協定に調印したことは地域平和のために重要な一歩を踏み出した」とした上で、「アルメニアがアゼルバイジャンと紛争ある地区から撤退しないなら、トルコは対アルメニア関係に積極的な態度を取ることができない」と指摘しました。

　エルドアン首相は当日の記者会見で「トルコは対話を通じてアルメニアとの紛争を解決し、両国の各分野での協力を強化していきたい」と述べました。

　ナゴルノ・カラバフはアゼルバイジャンの自治州にありますが、その多数の住民はアルメニア人です。1991年、この自治州がアゼルバイジャンから独立を宣言し、それゆえ、翌年、ア　ゼルバイジャンはアルメニアとの間で武装衝突を起こしました。この紛争に対し、トルコは一貫してアゼルバイジャンを支持しています。（翻訳：ｈｕａｎｇｊｉｎｇ　畠沢　）