第2回中日韓首脳会合が10日午前、北京で開かれ、中国の温家宝首相、韓国の李明博（イ・ミョンバク）大統領、日本の鳩山由紀夫首相が出席しました。

　温家宝首相は挨拶の中で、「中日韓協力10周年に当たる本年は、3カ国の協力史上で一里塚の意義のある一年であり、共同で国際金融危機に対応し、経済を回復させる鍵となる一年でもある。また3国の首脳は今月、タイで行われる東アジア首脳会議に出席する。この重要な時期に、3国の首脳が協力の経験をまとめ、未来への展望を計画して、共に関心を寄せている重大な国際や地域の問題について深く意見交換することは、政治面の相互信頼の強化、互恵協力の推進、アジアの安定と発展の促進にとって重要な意義がある」と述べました。

　また、温家宝首相は「中国、日本と韓国の国民は今回の会合に希望を託しており、国際社会からも注目を集めている。積極的で実務的な成果を収め、3カ国の協力を新たな段階に推進していくために、3カ国は共に努力する必要がある」と強調しました。（Katsu/丹羽）