国連は6日、総額7400万ドルの緊急援助を呼びかけ、台風で大きな被害を受けたフィリピンへ使うことにしています。

　人道問題担当のジョン・ホームズ事務次長は記者会見で、「フィリピンは台風による洪水の被害に何度もあい、食品、飲用水、衛生施設、緊急避難所及び緊急医療援助を含めた13分野で資金援助を必要としている」と話しました。

　関係筋によりますと、国連食糧農業機関(FAO)は今後3ヶ月で、フィリピンの100万人の被災者に食糧を提供する予定です。また、国連児童基金（UNICEF）は被災者に対して総額130万ドルの洗浄・衛生用品を提供し、世界保健機関（WHO）は被災地に10万人の医療関係者を派遣して衛生面の援助を行うことにしています。（翻訳：Yan、村田）