中国の著名な作家である王蒙氏が先週、『人民日報』に寄稿した文章の中で、「中国の今日の成果は得難いものだ」と感嘆を交えて、新中国成立60年の歩みを振り返りました。今年75歳となる王蒙氏は、新中国が成立して60年来の目覚しい進歩を目の当たりにしてきました。王氏の感嘆には、歴史の重みがあります。

　先日、ロシアのメディアが、「中国は数々の困難を経験してきたが、一度たりともそれに屈することはなかった」と報じました。この評価は、過去の中国に対する理解のみに基づいたものではなく、新中国の現実を見据えたものでもあります。

　実際のところ、王蒙氏にしても、ロシアのメディアにしても、いずれも1つの真理を言い当てています。それは、心を一つにし、困難に立ち向かうという中華民族の精神です。数千年にわたる中華民族の歴史、そして、新中国60年の歩みには、この精神が貫かれています。

　中国は13億の人口を抱える大国です。どれだけ大きな困難であろうと、13億人で分け合えば、取るに足らないものとなります。また、1人1人のわずかな力でも、13人が集まれば、とてつもなく大きな力になるはずです。中国は心を一つにし、困難に立ち向かうという民族精神により、これまで輝かしい成果を収めてきました。この精神は、これからも新中国の美しい未来を描き出してくれることでしょう。(翻訳：田中)