日本作家の井上靖氏の短編『狼災記』を題材にした中国映画 『狼災記（The Warrior and the Wolf）』のプレミア上映が20日、北京で行われ、田壮壮（ティエン・チュアンチュアン）監督と主演のオダギリジョー、マギー・Qらが出席しました。

　田壮壮監督は「この映画の脚本が手に入ってから、15年間を狼の生活や性表現の研究に費やした。現在、この映画が上映されることは、脚本をくれた侯孝贤(ホウ・シャオシェン)監督にやっと報告できる」と述べました。また、オダギリジョーは田壮壮監督との協力を今後もしていきたいと語っていました。

　物語は始皇帝崩御後の秦帝国時代が舞台です。

　ストーリーは万里の長城で北方の匈奴の警備をしていた武将陸沈康が帰郷する途中に、宿を求めた村で七夜契ると狼になるといわれている女性と出会いました。愛のため、彼らはのろいを受け、7日後、狼になったという話です。（万、村田）