中国の李克強副首相は北京で10日、「観察、予防、手当ての治療措置を全面的に実施し、秋冬の新型インフルエンザ(H1N1型)の予防を効果的に行い、国民の健康と生命の安全を確実に保障していくべきだ」と強調しました。
これは新型インフルエンザ予防に関する全国テレビ電話会議で述べたものです。李副首相はその中で、「現在、新型インフルエンザの感染が依然として世界で広がっている。秋と冬の到来に伴い、集団感染と2次感染の可能性が強まっている。われわれは引き続き、積極的に科学的かつ効果的な予防措置を取り、日常的に続け、マニュアル化していくべきだ。そして、地域コミュニティーでの感染拡大を厳しく抑制し、重症患者の治療と症状の悪化による危険を減らす措置を強化していくべきだ。そして、学校、病院と地域コミュニティーなどの重点地点の予防を強化し、国慶節などでの重要な団体行動における予防をしっかりやるべきだ。また、予防システムを整備し、早期発見、早期報告、早期治療をするべきだ。さらに、ワクチンの接種を計画的に行い、ワクチン、薬品の生産と備蓄を速めるべきだ」と述べました。
なお、衛生省によると、9日まで、中国内陸の31の省、市、自治区で報告された確認症例は累計して6457例、うち4137例が治癒し、死亡者はいませんでした。しかし、感染比率と集団感染が増えつつあります。(翻訳:トウエンカ)
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