G20・主要20か国・地域の財務相・中央銀行総裁会議が現地時間の5日午前、ロンドンで開幕しました。

　この会議は、来月下旬アメリカのピッツバーグで開催されるG20金融サミットに備え開かれたもので、景気回復を図るマクロ経済の刺激策実施後の世界経済の現状を分析しながら、持続可能な景気回復策の具体案を検討した上で、刺激策の実施緩和を必要とする国と地域のリストを決めることに重点を入れています。会議では、また、国際金融機構の改革と融資の拡大、低収入諸国により多くの金融援助を提供することや金融機構への監督と管理、それに銀行の管理職への多額な給料支払いへの制限などをめぐって検討が進んでいます。さらに来月に開催されるG20金融サミットの重要議題もこの会議で決められます。

　アメリカのガイトナー財務長官、中国の謝旭人財務相など19ヵ国の財務相と中央銀行の総裁、EUと一部の国際機構の代表らがこの会議に出席しています。（翻訳：KH）