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温家宝首相、トルコ首相特別代表と会談

2009-08-31 21:43:00     cri    

 中国の温家宝首相が北京で31日、トルコ首相の特別代表であるザグラヤン国務相と会談しました。

 ザグラヤン国務相は会談の中で、「トルコ政府は、『一つの中国』の原則を断固として堅持し、中華人民共和国が中国国民を代表する唯一の政府であると認めている。トルコ国内における中国の主権と領土保全を脅かす行為を決して許さない。新疆に安定と調和が必ずや戻ると信じている。トルコは相互尊重や領土保全などの原則の下で、中国とのハイレベル往来や貿易を強化するとともに、国際事務における協力をより密にしていく。それにより、両国関係を長期的な戦略パートーナーシップの段階へと引き上げていく」と述べました。

 また、「トルコは、『7・5』暴力事件で中国政府が取った措置を理解する。両国には、ともに関心を寄せる問題や共通利益があり、二国間関係が損なわれることは互いに望まない。トルコは中国と協力を強化し、国際金融危機にともに対応したい」と述べました。

 これに対して、温家宝首相は「友好、互恵協力、主権尊重、領土保全、内政不干渉は国際関係にとって重要なルールだ。また、両国の友好協力における重要な政治的基礎でもある。中国とトルコはいずれも、民族分裂勢力、宗教極端勢力、暴力テロ勢力という3つの脅威に直面しており、かつ、いずれも多民族の発展途上国である。ゆえに、核心的な利益に関わる問題に対しては、互いに理解と支持を示し、手を携えて困難を克服すべきである。中国は両国の戦略的な関係と国民の友好関係を重視し、トルコと共に、『三つの勢力』に立ち向かいたい。また、相互信頼や協力、および文化交流を強化することにより、相互の共同利益を維持していきたい」と述べました。

 また、温首相は「中国政府には、新疆の安定と社会秩序を維持する能力がある。新疆の経済発展と社会の進歩を後押しするために、効果的な措置を講じていく」と強調しました。

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