ADB・アジア開発銀行は26日、「国際金融危機は、アジア・太平洋地域におけるミレニアム開発目標(MDGs)の達成を遅らせるだろう」と述べた上で、「アジアの各国政府が中小企業を支援することは、経済成長の回復にプラスとなる」と指摘しました。

　これは、アジア開発銀行の年度統計報告書『基本統計2009』で明らかにしたものです。それによりますと、ここ数年間、アジアは貧困撲滅で目覚ましい成果を収めたものの、飢饉撲滅や産婦の死亡率低減、および衛生条件の改善などにおいては、依然として厳しい状況にあります。

　報告書はまた、「アジアの各国政府が中小企業の発展を支援することは、輸出貿易に依存した発展モデルから脱却し、地域経済の成長を回復させることにプラスとなる」としています。（08/26　翻訳者：Lin　チェッカー：田中）