中国―ASEAN・東南アジア諸国連合自由貿易区の建設の加速に伴い、中国とASEAN 諸国は中国広西チワン族自治区の南寧からシンガポールを結ぶ鉄道や道路による経済回廊の建設に努力しています。

　この回廊はベトナムやカンボジア、タイ、マレーシア、シンガポールなどを経由し、汎アジア鉄道や道路を絆として、投資貿易や相互補完産業への助力をします。

　南寧からシンガポールを結ぶ道路の全線はほぼ開通されました。一方、南寧－シンガポールの鉄道はベトナムのホー・チ・ミン市からカンボジアのプノンペンまでの区間および、プノンペンからカンボジアとタイ国境地帯のアランまでの区間のほかは、全部開通しています。

　広西チワン族自治区社会科学院の鐘啓泉副院長は「この経済回廊は、まだ数本の鉄道や道路を建設する必要がある。ベトナムやカンボジア、ラオスなどの発展途上国にとって、投資は困難があるため、ASEAN諸国の支援と参加および、国際金融機関の支援を希望する」と述べました。（翻訳：トウエンカ）