欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁は6日、政策金利を年1%に据え置くことを発表し、ユーロ圏の経済は「今年いっぱい、プラス成長にならないだろう」と予測しました。
トリシェ総裁はこの日の記者会見で、「世界経済は引き続き大きな不安定性を抱えながらも、底入れして好転の兆しが強くなりつつある。最新のデータでは、ユーロ圏経済の後退のスピードは緩やかになったが、今年いっぱい不振が続くだろう」と述べました。ただ、「来年から徐々に回復し、プラス成長になる可能性がある」と楽観視しています。
同じ日、英中央銀行のイングランド銀行(BOE)は基準金利を引き続き年0.5%に維持し、と同時に経済刺激策として、量的緩和の資金枠を500億ポンド拡大すると発表しました。(翻訳:Yan)
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