中国の劉振民国連副大使は5日に開かれた国連安保理の平和維持問題をめぐる会議で講演し、「中国は国連加盟国と関係各方面が幅広い討議を通じて、共通認識に達し、共に国連の平和維持活動の改革推進を支援する」と述べました。

　劉振民副大使は、「国連の平和維持活動は始まって60年で、世界の平和と安全の維持に積極的に貢献した。60年の間に情勢の変化に応じて、平和維持活動に対する改革が絶えず行われてきた。一方、平和維持活動は政策や理念、資金、改革、管理などで新たな困難と試練にある」と述べました。

　劉振民副大使は、改革に対し次の5つの意見を提出しました。

　第1に、国連が衝突の防止と解決に関して総合的な戦略の策定を高度に重視し、平和維持活動と政治的な交渉を同様に重視すべきこと。第2に、平和維持活動の改革で、積極的に行うと同時に、基本原則を堅持すること。第3に、安保理が平和維持活動の実施先、計画、管理での授権レベルを引き上げていくこと。第4に、国連加盟国は平和維持活動に十分な物資を提供すると共に、平和維持活動の物資の利用率を高めていくこと。その5は、国連は引き続き平和維持における地域機構との協力強化を重視し、特にアフリカからの特別な要求を重視するということです。（翻訳：トウエンカ）