中国の月探査プロジェクト地表応用システムの総設計者李春来研究員はこのほど、「中国の科学者は『嫦娥1号』月探査衛星から得たデータを利用して、数多くの科学技術の成果を収めた」と語りました。

　李研究員は「中国は月の映像図を完成した。データのカバーした範囲や月表面の特徴などの細かいところから見ると、これまでの月映像図より優れている。新しい月の地図として使える」と語りました。

　李研究員はさらに、「科学者は来月、３Dの地形図を作り、これは世界で解像度の最も高い月の地形図になる」と語りました。

　中国の「嫦娥1号」月探査衛星は今年3月1日月探査の任務を終えました。「嫦娥２号」月探査衛星は来年10月から2011年の春までの期間中に打ち上げられ、月探査車を搭載する「嫦娥3号」は2012年の冬から2013年の春までに発射する予定です。（08/05　翻訳者：Lin　チェッカー：金井）