中国国家文物局とイタリア文化財・文化活動省が共催する『秦漢・ローマ文明展』が、このほど北京で開催されました。この展覧会は、中国・イタリア政府間の初の交流プロジェクトであり、2010年のイタリア・中国文化年の開幕を記念するプロジェクトともなっています。

　今回の展覧会では、紀元前3世紀から2世紀にかけて世界の東西を支配した中国の秦と漢王朝、ローマ帝国の輝かしい文明が中国とイタリアの489点の貴重な文物、模型、写真、ビデオなどによって再現されました。なお、中国側が出展した211点の文物は、20の省、区、市の文化博物部門から集められたものです。

　展覧会は7月30日から10月7日にかけて、北京市にある中華世紀壇の世界芸術館で開催され、その後、河南省の洛陽やイタリアのミラノとローマでも開催される予定です。（翻訳：姜瑛（実習）、チェック：安藤）