WTO・世界貿易機関のパスカル・ラミー事務局長が22日、シンガポールで「アジア経済体は、国際貿易の成長を牽引する重要なエンジンとなる可能性がある」と語りました。
ラミー事務局長が同日、第15回APEC・アジア太平洋経済協力会議の貿易相会合に出席した際、「WTOが同日に発表した『2009年世界貿易報告書』によると、アジア地域間貿易に回復の兆しが現れた。これは、アジア経済体は国際貿易回復にとって主な力となっている」と述べました。
ラミー事務局長はさらに、反保護貿易主義の重要性を強調し、「金融危機を受けて、保護主義的な風潮が台頭した。保護主義政策は、金融危機が深刻化する主な要因だ。我々は、これに十分に警戒しなければならない。各方面は、自国市場の開放を堅持するよう」と呼びかけました。(万、吉田)
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