第6回中国長春国際自動車博覧会が15日から26日まで、中国東北部の都市、長春で行われています。博覧会準備委員会の責任者、張靖さんは17日、CRI・中国国際放送局記者のインタビューに応じて、「金融危機という背景の下で、今回の博覧会の出展規模は影響を受けておらず、出展企業の数は記録を更新した」と述べました。
長春市は中国最大の自動車工業都市で、中国自動車の揺りかごと呼ばれています。今回の博覧会にはアメリカやドイツ、日本、韓国、フランス、イタリアなど、十数の国と地域から130社あまりの企業が出展しています。張靖さんは、「金融危機は中国の自動車市場にあまり大きな影響を及ぼしていない。人々の購買意欲は相変わらず高い」と述べました。張靖さんの話です。
「各自動車メーカーは金融危機による影響が少なく、販売台数は例年よりも上昇しました。今年の展示面積や内装、新モデルのプロモーションなどいずれも例年の規模を超えました。」
博覧会の会場では、高級車ゾーンが特に人気を集めています。フェラーリ、ポルシェ、ヴィーズマンなどの高級車は来場者の目をひきつけています。しかし、最も人気の高い展示ゾーンはやはりファミリーカーのブースです。北京ヒュンダイ自動車会社マーケティング担当の張羽薪さんの話です。
「2日間ですでに60台あまり売れました。販売台数から言えば、金融危機による影響が大きいどころか、かえって消費を刺激したと言えます。今年の販売台数は去年よりも多い。この博覧会の開催期間中、各モデルに対して最高2万9000元のサービスというキャンペーンを行っています。」
会場に来ていた長春市の市民、辛勤さんはマイカーを買うつもりだということです。
「今、給料が上がって、生活レベルも上がりました。車を買う頃になったかなあと思います。今年中には必ず買います。10万元ぐらいの車を買いたいです。」
長春国際自動車博覧会が1999年にスタートしてから、すでに10年経ちました。今年は6回目で、15日から26日まで行われています。
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |