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IAEA イラン核保有の報道に疑問

2009-07-16 13:45:23     cri    

 イランが半年以内に核兵器を保有するというドイツの報道について、オーストリアのメディアは15日の記事で、「IAEA・国際原子力機関の高官は疑問を示した」と報じました。

 ドイツの週刊誌「シュビ―ゲル」は、ドイツ連邦情報局からの情報に基づいた記事で、「イランが6カ月以内に原子力爆弾を製造し、朝鮮のような核実験を行う可能性がある」と報道しました。これについて、IAEAの高官は、「自分が得た情報からは、これが事実であるかは証明できない」と述べました。

 IAEAは今のところ、この報道に対して態度を表明していません。IAEAはイラン核問題に関してまとめた最新報告で、「イランが持っているすべての低純度濃縮ウランは、われわれの把握内にある。そして、ナタンツウラン濃縮工場の生産状況もわれわれの監視カメラに収められている」と強調しました。

 核問題の専門家は、「現在の設備や生産能力では、数ヶ月以内に原子爆弾の製造に必要とする高純度の濃縮ウランを生産することは不可能だ」と主張しました。

 アメリカやイスラエルなどの西側諸国は、「イランの核計画は核兵器の生産を企んでいる」と見ているのに対して、イランの指導者は、「われわれの核計画は平和利用が目的で、ウラン濃縮活動を停止することはない」と対抗の姿勢を見せています。

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