中国共産党新疆ウイグル自治区委員会の王楽泉書記は、ウルムチ市で起きた暴動について7日午後、テレビ演説を行いました。王書記は「現地では暴動が収まり、社会秩序は完全にコントロールされている」とした上で、一部の漢民族の人が抗議活動を行っていることについて「治安回復のために早く家に帰り、民族間の対立をしないよう」求めました。
この中で、王楽泉書記は「5日に発生した事件で、何の罪もない漢民族の一部の住民が殴られるなど大きな被害を受けた。これを怒りに思うのは理解できるが、これを理由に漢民族がウイグル族に報復するとまた道理に合わない。民族は違うが立場を1つにし、攻撃の矛先を、自分の兄弟や姉妹ではなく中国に敵対する勢力や暴動に関与した犯罪者らに向けるべきだ」と訴えました。
王書記によりますと、暴動で負傷した人は全部治療を受けており、犠牲者の善後処置は、政府が担います。また、政府は経済的損失を受けた人を全力で支援するということです。(鵬)
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