中国では貧困家庭の聴力障害児に対する大規模な医療援助プロジェクトが6日にスタートしました。このプロジェクトへの投資額は4億元に達し、60年来、中央財政による投入額が最も多い身障者救援プロジェクトの一つとなっています。
中国身障者連合会の責任者によりますと、2009年、政府は特別資金を投入し、聴力障害児のため人工内耳移植や、手術後のリハビリの費用を支援しているとのことです。このプロジェクトは中国身障者連合会によって実施され、2009年から2011年までに1500人の聴覚障害児に内耳の移植と2012年末までにリハビリの終了を目標にしています。このほか、9000人の聴覚障害児に無料で補聴器を配ります。
2006年の中国身障者に対する抽出調査の結果、中国大陸では、6歳までの聴力身障児の数は13万7000人に達しています。これらの子供のほとんどが人工内耳移植やリハビリを通じて、聴力が回復しました。
1988年から、中国政府は聴力障害児の治療を国家発展の5カ年計画に取り入れ、聴力障害児の治療を計画的に進め、投入を拡大しています。これは各界からの援助を受けています。(翻訳:トウエンカ)
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