中国国務院の温家宝首相が主宰する国務院常務会議で1日、『遼寧省沿海部経済開発計画』が採択されました。

　会議では、「中国東北部沿海都市の大連、丹東などを含む遼寧省沿海経済地帯は、環渤海湾地域と北東アジア経済圏の重要な場所に位置している。遼寧省沿海部の経済発展を加速させることは、東北部の古い工業基地の振興や地域のバランスの取れた発展の促進および対外開放の拡大にとって、重要かつ戦略的な意義を持っている」としています。

　また、「遼寧省沿海部経済地帯の発展を促すには、東北部の港の役割を生かして、北東アジアと国際地域との経済協力に全面的に参加し、対外開放のレベルを引き上げなければならない。また、港の資源を統合し、海上輸送と物流サービスの能力とレベルを引き上げるべきだ。産業構造のグレードアップを推進し、先進的な製造業を中心とする現代的な産業体制を築いていく」と強調しました。

（翻訳：洋　チェック：大澤）