今回の準備会議にはアメリカ、ブラジル、イギリス、中国、ドイツ、インド、日本など主要な経済国が参加しており、会議の目的は7月にイタリアで開催される予定のエネルギー安全保障と気候変動に関する主要経済国会合の成功に備え、今年末にデンマークのコペンハーゲンで開かれる国連気候変動会議の開催成功を目指し、さらには2012年の「京都議定書」実施後の地球温暖化対策の枠組みを制定することにあります。

　今回会議はメキシコが提出した世界グリーン基金を設立し、各国の気候変動への対応に資金援助を提供する議案をめぐり討議を行います。この世界グリーン基金は気候変動対応に関するプロジェクトに用いられますが、今回の会議ではこの基金の設立について合意に達する見込みです。

　なお、エネルギー安全保障と気候変動に関する主要経済国会合の第1回と第2回の準備会議は4月と5月にそれぞれアメリカとフランスで開催されました。（翻訳：ｈｕａｎｇｊｉｎｇ）