ベルギーのブリュッセルで開れたEU・欧州連合首脳会議は18日、金融改革案について幅広く議論しましたが、合意には達しませんでした。
議長国のチェコのフィシェル首相は同日夜の記者会見で「金融改革の具体的な内容をめぐる各国首脳の意見の食い違いはまだ埋まっていない。19日も引き続き議論するが、そこでの合意を目指したい」と述べました。
改革案の核心的問題は「欧州システミック・リスク理事会」(ESRB)と「欧州金融監督者組織」(ESFS)を設立することですが、一部の国は改革案について部分的に反対する姿勢を示しています。
会議はまた、国際金融危機へ対応策を議論するほか、「リスボン条約」の批准問題について協議します。アイルランドで10月に行われる2回目の国民投票で条約が承認されるよう、会議では何らかの法的な保障を提供すると見られています。(万)
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