中国、ブラジル、ロシアとインドの「ブリックス四ヶ国」首脳の初の公式会合が16日、ロシアのエカテリンブルグで開かれ、中国の胡錦涛国家主席、ロシアのメドベージェフ大統領、ブラジルのルラ大統領とインドのシン首相が出席しています。この中で、胡錦涛主席は重要な談話を発表しました。
胡錦涛主席は談話の中、四ヶ国の今後の提携事業に提案を行い、「金融危機に対応するために、世界経済の早期回復に力を尽くし、国際金融体制の改革を推進し、国連のミレニアム開発目標を実現するために取り組んでいく」と述べた上で、食糧安全、エネルギー安全と公衆衛生の安全を確保するよう呼びかけました。
ロシアのメドベージェフ大統領は、「四ヶ国は提携を強め、国際金融問題について提案すると共に、二国間及び多国間協力を強化し、エネルギー安全や食糧安全、及び気候変動などの問題に共に対応していくべきだ」と語りました。
ブラジルのルーラ大統領は、「新興経済国の提携強化が国際関係に大きく影響するだろう。ブリックス四ヶ国の協力は明るい発展の可能性がある」と予測しました。
インドのシン首相は、「四ヶ国は保護貿易主義に断固反対し、国際経済・金融構造の改革を推進すると同時に、実体経済面における協力を強め、相互間の貿易投資を拡大し、科学技術やエネルギー、農業などの分野での協力を強化していくべきだ」と指摘しました。
なお、会議は『ブリックス首脳エカテリンブルグ会合共同声明』と食糧問題に関する声明を採択しました。(翻訳:ZHL チェック:金井)
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