中国外務省の秦剛報道官は13日、「中国政府は、朝鮮が再び核実験を行ったことに対し断固として反対する」と表明しました。
朝鮮が先月25日に再び核実験を行ったことを受け、今月13日(北京時間)、国連安全保障理事会は全会一致で、朝鮮の核実験問題をめぐる第1874号決議を採択しました。
これについて、秦剛報道官は、「朝鮮の行為は安保理の関連決議に違反し、北東アジア地域の平和と安定に影響をもたらした。中国は、安保理が朝鮮の核実験に対し、適切かつバランスの取れた措置を講じることを支持すると同時に、建設的かつ責任のある姿勢で関連の討議に参加した。安保理が全会一致でこの決議を採択したことは、朝鮮の核実験に反対するという国際社会の立場を表した。一方、朝鮮は主権国家と国連の加盟国であり、その主権と領土保全および合理的な利益を尊重する必要がある。朝鮮が『核拡散防止条約』に復帰した後、核エネルギーを平和的に利用する権利を持つことになる。制裁は安保理の行動の目的ではなく、政治と外交ルートが朝鮮半島の関連問題を解決する最善策だ。国連安保理が採択した決議も朝鮮に積極的なメッセージを送っており、朝鮮半島核問題の平和的解決に余地を残した」と述べました。
さらに、朝鮮半島の非核化、核拡散の防止および朝鮮半島と北東アジア地域の平和と安定の維持が関係各方面の共通利益に合致していると再び強調し、当面の情勢の下で「中国は、関係各方面に対し、冷静さを保ち、対話による平和的解決を堅持し、情勢のエスカレートを招く可能性のある行動をやめるよう呼び掛ける。中国はこのために引き続き努力していく」と表明しました。(翻訳:洋 チェック:大澤)
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