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「中国、文化遺産の保護を強化」

2009-06-12 16:49:30     cri    




















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 6月13日は中国では、「文化遺産の日」です。2006年、中国政府が6月13日を「文化遺産の日」に指定してから、文化財を保護する活動で効果的な措置を講じました。

 今年で4回目となる「文化遺産の日」を迎えるに先立って、12日、中国国家文物局の主催による重要遺跡保護フォーラムが浙江省杭州市の良渚古城で開かれました。

 今回のフォーラムには、「重要遺跡の保護と国家考古遺跡公園の整備」をテーマに、国家文物局や各省の文物局および重要遺跡所在地の指導者、考古学の専門家と市民代表が参加しました。フォーラムでは報告会、ディスカッション及び現場視察の形で重要な大規模遺跡の保護について、交流と議論が行われます。

 中国国家文物局考古専門家チームのチーム長で専門家の黄景略さんはインタビューで、「都市化プロセスが加速したのにつれ、発展と保護の矛盾が中国の重要遺跡保護で解決が必要な問題になった。重要遺跡の大部分が都市にあり、その面積は広い上、その近くには数多くの住民が住んでいる。これが今の文化財保護で直面している一番の矛盾だ。そのため、重要遺跡の価値と保護の意義を人々に理解してもらう必要がある。これまで、私たちは保護という視点にだけ立ち、いかにして遺跡の役割を発揮させていくかについて認識が不足していた。遺跡公園の整備は良い提案だ。もし重要遺跡公園が整備できれば、人々の遺跡に対する認識も高まることだろう」と語りました。

 ここ数年、有形文化財に対する保護だけでなく、中国政府は絶滅の危機に瀕している無形文化財の特別保護プロジェクトもスタートさせました。この中で、600年余りの歴史を誇る地方劇・昆曲がその成功例といえます。中国文化省芸術局の藺永均副局長は、「2005年に中国は昆曲に対する保護支援プロジェクトをスタートさせてから、昆曲はその演目の舞台づくりや人材育成および対外交流において、いずれも著しい成果が得られた」と語りました。

 藺永均副局長は、「ここ五年、中国の5大古典名著を含めた38の作品が支援の対象となっており、このほか、7つの劇団による200作以上の優れた伝統演目のレコーディングにも資金を拠出し、さらに、昆曲の学校や大学キャンパスでのボランティア公演にも資金を提供した。1131回にわたるこうした公演に延べ100万人の観客が来場した。このほか、創作者や役者向けの人材養成クラスも設けられた」と話しました。

 このほか、中国政府は一連の無形文化遺産の伝承人の活動展開を奨励し、これを支持し保障する措置を導入し、無形文化遺産保護の関連法規を絶えず健全化させ、国、省、市、県という四つのレベルから保護システムを整備してきました。

 こうした中で中国文化省は11日、新しい国家レベル無形文化遺産プロジェクトの伝承人名簿を発表しました。

 これについて周和平文化次官は、「伝承人は無形文化遺産を守っていく上で重要な担い手と伝い手となっている。文化省はこれまで、2回にわたってその名簿を発表し、3回目の無形文化遺産プロジェクト伝承人合わせて711人の名簿もまもなく公表する予定だ」と語りました。

 関係筋によりますと、2006年、中国文化省が1回目の国家レベルの無形文化遺産プロジェクトの伝承人代表の名簿を公表しており、それまでに発表した伝承人とあわせて、中国の国家レベルの無形文化遺産伝承人は2000人を超える見込みだということです。(翻訳:Yan)

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