中国東北部の黒龍江省共産党委員会の衣俊卿宣伝部長は10日、北京放送記者のインタビューを受けた際、「文化の実力を上げることを目標とし、効果的措置を講じて、文化産業の発展を速めることによって、黒龍江省の社会と経済の発展を促す」と強調しました。

　「CRI・中国国際放送局記者の黒龍江省取材」という活動はこの日、黒龍江省の省都ハルビンで始まりました。その際衣俊卿宣伝部長は黒龍江省の文化産業の発展などの問題について当局記者のインタビューを受け、「国際金融危機は文化産業の発展に影響を及ぼしているが、一方では改革の新しいチャンスをももたらした」と語りました。

　衣俊卿宣伝部長はまた、「黒龍江省は中国の国境地域にあり、東北アジアの中心にある。黒龍江省は多くの歴史的な文化資源を持っている。その国境線が長いため、ロシア、日本、韓国との文化交流が歴史的に長い。このことから、黒龍江省は国内外の文化の影響をうけ、豊かな内容を持つ。われわれは、国際金融危機がもたらしたチャンスを生かして、文化関連企業の競争力を高め、文化産業に従事する個人経営者を支援する必要がある」と語りました。

　黒龍江省は中国東北部の国境地域にありますが、馬博輝副編集長を団長とする中国国際放送局国内外記者団の一行14人は9日、地元に到着し、1週間にわたる取材活動を始めました。記者団はハルビン、牡丹江、綏芬河など各地を見学し、黒龍江省の発展の実情や、第20回中国ハルピン国際経済貿易相談会の状況を報道する予定です。（06/11　翻訳：Yin）