中国国防省の主催によるASEAN・東南アジア諸国連合プラス中国、日本、韓国（10＋3）武装部隊治安フォーラムが9日、石家荘で開幕しました。このフォーラムに出席したASEANと中日韓などからの33人の代表はこの日の午後、中国人民武装警察の駐屯地で治安、反テロ演習を見ました。

　1時間30分にわたった演習の中、中国の武装警察隊は突発のテロ事件に対応する能力を見せ、熱烈な拍手を受けました。国防省外事弁公室の関友飛副主任は記者のインタビューを受けた際、「北京オリンピックの試練を経て、中国の反テロ能力が強化された。中国はテロ取締りを進めているほか、国際安全協力に積極的に参加している。特に、ここ数年、周辺諸国とテロ取締りの訓練を進めてきた。今年、シンガポールやモンゴルと治安や平和維持の合同訓練を行う計画だ」と述べました。

　これに対し、中国駐在インドネシアの武官は、「もっとも重要なのは10＋3の代表が一緒に集まって交流することだ。反テロ分野におけるわれわれの協力の成功を希望し、地域の平和、安定、安全のために努力していくつもりだ」と述べました。（翻訳：トウエンカ）