欧州中央銀行は4日フランクフルトで、今年のユーロ圏16カ国の域内総生産予想を大幅に下方修正したと発表しました。
欧州中央銀行のトリシェ総裁はこの日の理事会定例会議の後、「2009年、ユーロ圏の経済は4.1%から5.1%落ち込み、3月に予想していた2.2%から3.3%の縮小幅を大きく上回った。同時に欧州銀行は、2010年のユーロ圏経済の予想を元のマイナス0.7%―0.7%から、マイナス1%-マイナス0.4%に下方修正する」と明らかにしました。
同時にトリシェ総裁は、「欧州中央銀行は7月から、最大600億ユーロ(約8兆2000億円)のカバードボンドを発行と流通市場の双方から直接買い入れる計画であり、遅くても来年の6月までにこの計画を実現させる。これは、ユーロ圏の金融システムの活性化を促し、企業と家庭の信用貸付の流動性を保つためだ」と示しました。
また。欧州中央銀行は今回の会議で、ユーロ圏の主要政策金利を現在の1%に据え置くことを決定しました。(翻訳:洋 チェック:安藤)
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