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地域安全対策めぐりアジア安全保障会議が開催

2009-06-01 14:17:45     cri    




















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 アジア・太平洋地域の安全対策を話し合う第8回アジア安全保障会議が5月29日から31日まで、シンガポールで開催されました。朝鮮半島の情勢が緊迫化し、金融危機や海賊、テロなどの課題に直面するなかで開かれたこの会議は、大きな注目を集めています。

 アジア安全保障会議は、イギリスの国際戦略研究所の主催により2002年に始まったもので、第1回はシンガポールのシャングリラ・ホテルで行われたことから、この会議は「シャングリラ対話」とも呼ばれています。今回は、27の国と地域の国防・安全保障担当の閣僚や専門家らが参加し、中国からは中国人民解放軍の馬暁天副参謀長率いる代表団が出席しました。会議では、アジア・太平洋地域の情勢やエネルギーの安全、地域安全協力の強化などについて意見が交わされ、とくに朝鮮半島、パキスタン、アフガニスタンの情勢が討論の重点とされていました。

 この中で、5月25日に核実験を行った朝鮮への対応が話し合いの中心の1つとされ、これについてアメリカ、日本、韓国は3カ国国防・防衛相会談を行いました。会談後、声明を発表し、朝鮮への対応で連携を強化すると発表しました。アメリカのゲーツ国防長官は「朝鮮の核問題についてアメリカの政策は変わったことはない。アメリカは、朝鮮半島の完全かつ検証可能な非核化を目指しており、朝鮮を核保有国としては認めない」と強調しました。また、日本の浜田靖一防衛相と韓国の李相熹 (イ・サンヒ)国防相は、問題の解決を目指して緊密に連携し、情勢を見守っていくと表明しました。

 その一方、アジア・太平洋地域でこれまでにない、国境を越えた多くの安全課題に直面し、金融危機の影響も受けていることから、そうした様々な課題に対応できるメカニズムを構築する必要があると確認し合いました。このメカニズムは、すべての国それに国連などの国際機関も役割を果たせるような広く開かれたものであり、2国・多国間、公式・非公式など様々な形で話し合いが行われ、そしてASEAN・東南アジア諸国連合が柱となるとされています。

 中国人民解放軍の馬暁天副参謀長は30日、講演し、「中国は防衛的な国防政策と積極的防衛に基づく軍事戦略を実施する」とした上で、「国の主権と領土を守るとともに、同盟を結ばず対抗せず、しかも第3国に対するものでない軍事協力を推進していく。また、上海協力機構やASEAN地域フォーラムなどを含む国際的な安全対話と協力、軍事演習、災害救援訓練などに積極的に参加していく」と述べました。

 馬暁天副参謀長はさらに、地域安全協力の推進について提案し、「多国間の対話や協力を通じて相互理解と信頼を強め、公正な関係作りに力を入れる必要がある」などと強調しました。(鵬・吉田)

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