5月28日は旧暦の5月5日で、中国の伝統的な祝日「端午の節句」でした。去年から、端午の節句は休日に定められ、祝日の雰囲気はいっそう高まっています。
端午の節句は中国古代の愛国詩人屈原を記念する日であり、2006年、第一期国家無形文化財に指定されました。この日になると、人々はちまきを食べたり、ドラゴンボートレースを楽しんだり、演劇を観賞したりして祝います。
28日の北京は小雨が降ったものの、多くの公園は人でいっぱいでした。70以上の文化イベントが市内の各区や県で行われました。南の都市マカオでは、至るところにちまきの香りが漂い、ちまきの種類は例年より豊富多彩でした。香港では、数万人の市民は雨の中で、ドラゴンボートレースを観賞しました。「家でちまきを食べてから、ドラゴンボートを楽しむのは端午の節句を祝う恒例行事だ」と多くの市民が語っています。
端午の節句を前に、消費市場は賑やかでした。多くの老舗では、ちまきの販売高は去年より2割増えました。また、三連休を利用して旅行に出かける観光客も増えています。
さらに、屈原の故郷湖北省はこのほど、中国を代表してユネスコに、端午の節句を人類の無形文化遺産に申請しました。これは中国伝統文化の発揚にプラスになると見られています。(05/29 翻訳者:Lin チェッカー:吉田)
| ||||
© China Radio International.CRI. All Rights Reserved. 16A Shijingshan Road, Beijing, China. 100040 |