中国南西部の重慶市江津区政府は25日、渝恵食品グループ有限会社と、双福新区に西部地域最大の双福国際農産品卸売り市場を開設する契約に調印しました。

　このプロジェクトの投資総額は50億元、敷地面積は300ヘクタール余りで、野菜や果物、水産品、家畜など農業副産品を主とした20の区に分けられます。そして、取引や陳列、物流を一体化し、電子決算方式が用いられることになります。このプロジェクトによって、5万人の雇用先が確保できるということです。

　双福市場の農産品は主に、周辺地域の貴州や四川、雲南、新疆などによるものです。農産品は市場に持ち込まれる前に、残留農薬、重金属の含有量などに対する厳格な検査が行われます。また、市場は技術者を産地へ派遣して、監督、指導を行い、農産品の生産者情報を調べることになっています。（翻訳：トウエンカ）