このほど山東省済南市で治療を受けた新型インフルエンザ感染患者は19日午後、全快し退院しました。四川省で治療を受けた最初の感染者は17日午後、すでに退院しています。

　中国衛生省の18日の報告によりますと、当日午後12時現在、内陸部で確認された新型インフルエンザ感染例は3人で、疑い例は1人だということです。北京市の患者は、体温が正常に戻り、症状が好転しています。広東省の患者は現在、隔離され治療を受けています。

　中国は新型インフルエンザの拡大に従って、各地で厳密的な予防措置を取り、疫病の拡大を抑えることに力を入れています。山東省は、旅客運輸ターミナルや港、埠頭に臨時的な隔離場所を設置しました。瀋陽市は、100の地域医療機関で発熱者の専用外来を設置しました。(万、大澤)