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「五四青年」から「鳥の巣の世代」へ

2009-05-04 16:39:59     cri    




















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 中国の北京大学のキャンパスの中に、アルファベットの「D」と「S」および1つの球体からなる有名なオブジェがあります。その中で、「D」はデモクラシーの民主、「S」はサイエンスの科学、球体は地球を意味しています。このオブジェは、「民主と科学は今日の世界を支える両足だ」ということを意味しています。

 中国では、民主と科学を近代の新しい文化の核心的な理念として、常に追及してきたことは、90年前の「五四運動」がきっかけでした。パリ講和会議で第1次世界大戦の敗戦国であるドイツが奪った山東省の権益を、日本に引き渡したという情報が国内に流れた後、1919年5月4日、北京大学など10数校の大学の数千人の学生が大規模な「反帝国主義愛国運動」を行いました。これは中国の青年運動の発端であり、5月4日が「中国青年節」に指定された由来です。

 1840年代のアヘン戦争以降、中国は次第に、半植民地・反封建社会に転落し、国内の政治と経済面での矛盾が際立ってきました。「五四運動」以降、中国の多くの知識階級は国を救う道を探しており、民主と科学というスローガンを提出しました。あの時代に先進的な思想を持っていた青年たちは「五四青年」と呼ばれていました。

 「五四運動」から90年の間、民族の独立を求めた戦争の時代にしても、新中国が成立したばかりの復興の時代、および改革開放の時代にしても、中国の青年たちは国の発展に大きく貢献してきました。

 今日の中国の青年たちは、改革開放の成果に恵まれている世代です。2008年、中国では一連の出来事がありましたが、中国の青年たちは世界の人々に再評価されました。北京五輪の聖火リレーが海外で「チベット独立」勢力に邪魔された時、中国の若者たちはインターネットを利用して、自分の声を全世界に伝えました。5月12日の四川大地震発生後、若者たちは献血や募金、ボランティアなどの活動に積極的に参加し、その社会的な責任感を人々に感じさせました。北京五輪開催期間中、ボランティアとして大活躍していた80年代と90年代生まれの若者たちは、楽観的で前向きな姿勢と自信を見せていることから、「鳥の巣の世代」と喩えられるようになりました。

 「五四運動」から90年経ちましたが、「愛国、進歩、民主、科学」を中核理念とする精神は変わらず、時代の変化につれて、新しい内容が盛り込まれています。現在、中国の青年たちは、より高い目線と開放的な思想で、自身の成長と、国ひいては全世界の調和の取れた発展を求めています。時代の変化につれて、中国青年のイメージと思想も変わりつつありますが、しかし民族の独立、国家の繁栄、社会の進歩を求める理念は終始変わっていません。

 青年という時期は、人の一生の中で最も生命力と想像力に富んだ時期です。青年は、国の発展と社会の進歩の原動力となっています。90年前の「五四青年」は当時の中国人たちを覚醒させたのと同じく、中国の未来はまさに、今日の「鳥の巣の世代」に託されていることでしょう。彼らは、中国の進歩を推進する原動力となり、全世界の人により美しい中国を現出させることができるでしょう。

 (翻訳:洋 チェック:金井)

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