29日から北京を公式訪問中の麻生太郎首相は、30日午前、首鋼集団(首都鋼鉄グループ)の総本部を訪れ、日本経済産業省の支援による省エネルギー事業「コークス乾式消火設備(CDQ)」のモデルプラントを視察しました。
2001年3月に竣工したこのプラントは、日本の独立行政法人・新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と中国冶金工業局との協力プロジェクトとして、日本の新日鉄と首鋼集団と共同で設置したものです。
麻生首相は視察が終わった後、メディアに対し、「省エネ技術の普及とビジネスを両立するプロジェクトのため、視察に来た」と満足げな表情を浮かべました。
なお、視察に先立ち、麻生首相は首鋼集団の王青海総経理と会談しました。
午前の首都鋼鉄グループの視察にふれ、麻生首相は、「中国は世界一の粗鋼生産国。日本は、世界最高水準の省エネ技術、環境技術を保持している」とし、「両者を統合させれば、日中両国はさらに飛躍できる、今日、その確信を一層強めた」と語りました。(王小燕)
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