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アートフェア 「芸術北京2009当代芸術博覧会」開幕

2009-04-27 19:41:22     cri    

 

 2009年4月26日、「芸術北京2009当代芸術博覧会」と題するアートフェアが農業展覧館で開幕しました。会期は30日までです。2006年、この展覧会は「中国の現代アートをコアに、アジア全域を視野に入れて」をモットーに発足し、今回は四回目の開催。

 定例に従い、美術作品の部・「芸術北京(アート北京)」と映像作品の部・「映像北京(フォト北京)」からなり、前者には、内外の58のギャラリー、後者には、16の映像ギャラリーと芸術団体が出展しています。これまでに比べ、海外ギャラリーの数が減り、北京、上海など国内ギャラリーがメインを占めています。 

 中国の現代アート市場はここ数年、急激に取引額が拡大してきたものの、世界的な景気後退の影響を受け、2008年の取引額は前年より約14%減りました。こうしたことを背景に、出品者はアートフェアの交流の意義をより重視するようになっています。

 北京のギャラリー「印像空間」の責任者は、「自己アピーアールと今後のビジネスチャンスにつながるネットワーク作りが一番の目的で、取引額の目標値は設定していない」と語っています。

 なお、出展内容について、「芸術北京」の定例テーマ・「芸術の突破」では、実生活の体験を描いた若手アーティストの作品を展示しています。

 一方、「映像北京」常設の「アーティスト・シネマ」では、アジアの優秀なビデオ作品と動画30作、『色づき・色褪せ』の特別コーナーでは、中国人アーティストのビデオと画像をそれぞれ展示しています。このほか、「バマコ撮影ビエンナーレ」で受賞したアフリカ人アーティストの作品展や、ファッション雑誌『ハーパース・バザー』との提携によるファッション撮影展も行われています。

 また、四川大地震のためのチャリティー展示のコーナーも設けられています。

 会期中、アート市場と映像の市場をテーマにするシンポジウムなどもそれぞれ開催され、北京市内のギャラリーが集まっている「798芸術区」などでも関連のイベントが開催されています。

 なお、「芸術北京」は2006年創設され、今は「CIGE(中芸博国際画廊博覧会)」などと並んで、北京の代表的なアートフェアとして知られています。2008年までは年一回の開催でしたが、今年から春と秋、二回行うことになっています。(王小燕)

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