FAO・国連食糧農業機関は23日報告書を発表し、「国際市場の食糧価格が著しく反落し、食料供給が改善したにもかかわらず、国内価格が高すぎるため、32の発展途上国は依然として食糧危機に直面している」と述べています。
この「世界の農作物の前途と食糧情勢」という報告書は、「アジアの一部の地域、南アメリカ、アフリカのジンバブエなどの食料情勢が非常に深刻だ。商業輸入の減少や食糧援助の緩慢は貧困諸国の食糧価格が上昇する原因の一つだ。58の発展途上国に対する調査の結果、およそ80%の国の食糧価格は前年より上昇しており、一部の国ではこれまでの最高となった。都市の貧困層と食糧不足の農民がまず困難にさらされている」と述べています。(翻訳:トウエンカ)
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