中国全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は20日北京で、フランス国民議会のアコイエ議長と会談しました。会談後、双方は『中国全国人民代表大会とフランス国民議会の定期的交流に関する覚書』に調印しました。これにより、両国の議会交流は新たな段階に入りました。

　呉邦国委員長は会談の中で、「中国は、フランスとの関係を非常に重視しており、両国の長期的な友好関係を堅持し、全面的な戦略パートナーシップを強化するという方針を変えることはない。新たな情勢の下で、中国はフランスと手を携え、金融危機などの世界的な試練に対応し、世界の平和と発展に積極的に貢献していきたい」と述べました。

　これに対し、アコイエ議長は、「フランスは1つの中国の政策を堅持することを再び強調する。チベットは中国領土の分割できない一部分であり、フランスはいかなる形の『チベット独立』に反対する」と表明しました。

　（翻訳：洋　チェック：安藤）