チベット自治区気象局によりますと、チョモランマ地域の6カ所に無人気象ステーションを設置し、現在使用中の6カ所の無人気象ステーションと共にチョモランマ自然保護区の生態環境観測網を構築する計画だということです。
新しい気象ステーションはいずれも、チョモランマ自然保護区の生態環境の変化に対する研究の重点地域と、主な登山コースおよび生態観光コースに位置します。そのうち、海抜が最も高い気象ステーションは6500メートルのところに設置されます。これらの気象ステーションは、気圧、気温、湿度、風向き、風速、降水量などを自動的に、かつ毎日連続して観測することが可能です。さらに衛星などを通じて観測データは自動的に伝送されます。
気象専門家によりますと、チョモランマ地域の氷河のデータと変化は全世界の気候変動と環境問題の研究上、大きな価値があるということです。チョモランマ地域では環境と気候が複雑に変化し、迅速かつ順調に気象データを提供することは、この地域で科学研究、登山、観光などの活動を行う人々の安全確保のために大きな役割を果たすことになります。
(翻訳:洋 チェック:安藤)
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