中国外務省の秦剛報道官は2日北京で行われた定例の記者会見で、「中国は一貫して中仏関係を重大視しており、フランス側と共に努力し、相互尊重、平等で互いに内政に干渉しないという国際関係の基本的な準則をもとに交流と協力を強化し、中仏の全面的な戦略関係を進めてきく」と示しました。

　秦剛報道官は、「中仏両国の外務省が発表したコミュニケで、フランスは1つの中国の政策を堅持すると約束した。そして、チベットは中国の切り離すことができない一部であり、フランスがいかなる形の『チベット独立』も拒否するということに対し、中国は賞賛の意を表す」と指摘しました。

　また、秦剛報道官は「中国政府のチベットの問題についての立場は、一貫してはっきりしており、揺るぎないものだ」と強調し、「全世界に、『チベット独立』を認める国は1つもなくて、いわゆる『チベット亡命政府』を認める国は1つもなく、これは国際社会の共通認識だ」と語りました。（楊）