中国証券監督管理委員会は31日『株の初発行及び創業板上場に関する暫定管理方法』を公布し、5月1日から実施することを明らかにしました。

　創業板（新興企業向け市場）とは、メインボード（主要市場）に上場していない中小企業や新興企業向けの証券取引市場です。

　中国証券監督管理委員会の報道官は「創業板は、将来性を持った多くのベンチャー企業に資金調達の機会を与えると同時に、資本市場の影響力により、民間投資や就職を促進し、創新型国家の建設を推し進めることができる」と述べました。

　一方、中国銀行・世界金融市場部の譚雅玲上級アナリストは「短期的に見れば、創業板はメインボードに資金の分散をもたらすかもしれないが、中長期的には、創業板とメインボードによる相乗効果は、資本市場の改善や各業界の経済発展にプラスとなるだろう」と語りました。（翻訳：コオリ・ミン　チェック：吉田）