中国商務省国際局の張克寧参事官は26日南寧で開かれている「中国・ASEAN自由貿易区優遇政策宣伝会」で、「2010年、ASEANから輸入する製品のうち、93％は関税ゼロにする」と述べました。

　張参事官は、「関税の減免を通じて、中国とASEANの企業の経営コストが低下した。2009年初め、ASEANとの平均関税は2.4％まで下がった。今年から来年、自由貿易区は重要な時期を迎える」と述べました。

　2002年末、中国はASEAN加盟10カ国の指導者とカンボジアの首都プノンペンで「中国・ASEAN全面経済協力枠組み協定」に調印し、2010年までに中国・ASEAN自由貿易区を設立し、2004年から600種類の農産品の関税を削減か無税にすることを決定しました。その後、中国とASEAN10カ国は2005年7月から互いに関税を減らし、中国・ASEAN自由貿易区の構築がスタートしました。（翻訳：ooeiei）