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裏千家、北京に新しい茶室を開設

2009-03-25 16:03:58     cri    

 日本の茶道流派の一つである裏千家は25日、北京の中日青年交流センターで北京活動中心茶室・「青交庵」の開設記念式典を行いました。裏千家の第十五代の大宗匠千玄室や、中国対外文化交流協会の劉徳友副会長、日本の中国駐在大使館の梅田邦夫公使らがそれに出席しました。

 千玄室大宗匠はその挨拶の中で、「中日青年交流センターは、中国と日本の青年友好のために建てられたもので、ここに茶室を設けるのは非常に有意義である。時代を担う青年同士の交流は、一碗のお茶を持って、交流をしていくことを期待し、あえて『青交庵』と命名した。これを機会に、さらに日本と中国の茶道を通じて、文化交流の促進に貢献していくと思う」と述べました。

 また、劉徳友副会長は「今年は中華人民共和国建国60周年で、中日文化交流協定調印30周年にもあたる。この時期に、裏千家北京活動中心茶室の開設は重要な意義を持っている。茶道は、哲学的で、総合的な芸術である。茶道の基本的精神は和敬静寂で、そして和を第一にしている。和は、人の和、家の和、国の和、世界の和である。人類が求めているのはまさにこの和だと思う。今後、この茶室でますます多くの活動を行うことを望んでいる。『青交庵』の成立はまさに天の時、地の利、人の和を得ている」と語りました。

 なお、中国の李長春常務委員は間もなく日本を訪問しますが、4月2日、千玄室大宗匠は李長春常務委員にお茶をもてなすことになっています。

 長い間、裏千家は中日交流を続けています。千玄室大宗匠は1979年11月、中日友好親善文化大使として中国を訪問し、鄧小平氏と会談しました。30年近くの中で、裏千家は125回の友好訪問団を作ったほか、「一碗からピースフルネスを」と言う理念を持って、中国の30校あまりの大学で講演や講座を行い、茶道の文化研究会や交流会を開いて、中日両国の文化交流に力を入れています。(取材:katsu チェック:吉田)

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