中国開発の考古ロボットが西安市の古代墓の発掘試験で利用されることになっています。この試験は、ロボットが墓の中に入っていろいろな情報を探し、考古学者たちは地上で、ノートパソコンでロボットが見た光景をリアルタイムに見、またロボットが伝えてきたその他の情報を受信し、これによって次の段階の発掘方案を制定するというものです。
「考古発掘現場の知能予備探査システム」といったこのプロジェクトは国家文物局、国家博物館、ハルビン工業大学深セン大学院、香港科学技術大学が共同で実施したものです。
国家博物館の研究員鉄付徳氏は、「古代墓の中には往々にして有害な気体があるので、人の健康に良くない。ロボットを利用して墓の内の情報を前もって探査できる。ロボット探査は考古学者の健康安全を保証するだけでなく、重要な文化財の出土後の保存条件の研究にも重要なデータを提供することになる」と述べています。(翻訳:玉華 チェック:金井)
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