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中国、安定、かつ速い経済成長を保つ自信を示す

2009-03-23 12:43:42     cri    

 「中国発展ハイレベルフォーラム」の2009年年次総会が22日、北京で開幕しました。

 今年のテーマは「国際金融危機の下での中国の発展と改革」です。李克強副首相は開幕式で挨拶し、「中国には、安定し比較的速い経済成長を保っていく自信があり、その条件も整い、これを実現する能力を持っている。危機に対しては開放を堅持すべきであり、協力と交流を強化して、共に困難を乗越えていく必要がある」と強調しました。

 李克強副首相はまた「中国は、これからも積極的な財政政策と適度で柔軟性のある通貨政策を実施し、内需の拡大、特に消費の刺激に取り組んでいく。経済構造の調整を推進し、発展の効率、省エネと環境保護に力を入れ、重点的産業の調整・振興計画を全面的に実施し、企業の技術革新を支持し、現代的サービス業の発展を速めて、価格や財政、税収、金融と国有企業など分野の改革を進めていく。また、社会保障システムの整備を強化し、民生を改善し、医療衛生体制改革などを推し進めていく」と述べました。

 フォーラムに参加した海外経済界の代表は「金融危機を前に、中国政府が力強い対応策をいち早く出したことは、中国の経済力とリスク抵抗能力が増強されたことを示した」と見ています。アジア開発銀行の黒田東彦総裁は「今の中国の、外部から衝撃への抵抗能力は、10年前のアジア金融危機の時より強まった。中国はこれまでの慎重な経済政策の実施によって、評価できる財政力と確固たる国際的地位を獲得した。閉会したばかりの中国の全人代表会議と政治協商会議で、温家宝首相は内需拡大の措置を継続させ、金融危機に対応していくことを表明した。これら措置は危機の影響がひどい弱者グループを支援することができる」と語りました。

 李克強副首相はさらに、開放レベルを向上させていき、貿易保護主義に反対していくとの中国政府の姿勢を表明した上で、「当面、国際的な金融危機は全人類が直面している共同の課題である。そのため、金融危機の対応には世界の共同努力が必要である。中国は危機の対応ではより積極的な役割を果たしていきたい」と語りました。(翻訳:katsu)

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