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李長春常務委員、中豪の二国間関係に4点を提案

2009-03-21 18:54:12     cri    

 中国共産党中央政治局の李長春常務委員は現地時間の21日午前、オーストラリアの首都キャンベラでオーストラリア労働党の党首であるケビン・ラッド首相と話し合いました。この中で、李長春常務委員は中豪両国の二国間関係について4つの提案をしました。

 李長春常務委員は、ここ数年好調を呈している二国間関係とオーストラリア労働党が二国間関係の促進に尽くした努力について高く評価し、「中豪両国の全面的な協力関係をより高い水準に推し進めていくことは、今歴史的な絶好のチャンスに恵まれている。両国の友好増進は現実的な意義と長期にわたる戦略的な意義を持っている」と強調しました。

 李長春常務委員は当面の世界金融危機への認識と中国の対応策を簡単に紹介し、二国間関係をさらに強めるため以下の4点にまとめた提案を出しました。この提案には、「1、ハイレベルの相互訪問を維持し、両国指導者の相互訪問制度を継続的に実施していく。2、互恵共栄を元にして経済貿易協力の分野を広げ、その水準を高める。両国の発展を促すという根本的な利益に着眼点を置き、両国のエネルギー業界の関連企業に長期にわたる戦略的な協力関係を結ばせる。積極的、実務的に話を進め、均等性と互恵という原則に基づいて、自由貿易協定の交渉を積極的に推進し、早期調印を目指す。環境保護と省エネ、気候変動への対応策などにおける協力を深めながら、両国とも利益を得られるポイントを見出す。3、人材と文化の交流を促進し、文化、教育、報道、観光などの分野における交流と協力を強める。オーストラリアが2010年の上海万博に出展することを嬉しく思う。4、多国間の課題に関わる協力と提携を強め、世界の調和と持続可能な発展を推し進めていく」という4点の内容が含まれています。

 これに対して、ケビン・ラッド首相は、ロンドンで開かれるG20サミットで胡錦濤主席と再会することを楽しみにしており、李長春常務委員による二国間関係の提案に賛同すると話しました。ケビン・ラッド首相は、「両国の指導層の頻繁な交渉と意思疎通は新たな時代に入った二国間関係の発展を促している。絶えず成長している共通利益も両国間の協力事業に明るい道を切り開いた」とし、「オーストラリアは中国との戦略的な協力関係を積極的に結ぼうしている。中豪両国はクリエーティブな形で自由貿易協定の交渉を推し進めていく必要がある」と述べました。

 ケビン・ラッド首相はまた、中国の金融危機への対応策を高く評価し、「オーストラリアも中国と同じように、金融機構の仕組み改革などを含む根本的な解決策を導入する必要がある。国際社会と各国の意見を聴取し、統一した上で、G20としての役割を十分に果たすべきである。世界金融体制の改革に関しては、国際経済の仕組みの変動を十分に考慮し、新興国に発言権と政策決定への参与権を与えるべきである」と述べました。(翻訳:KH)

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