中国水利省の鄂竟平次官はこのほど、2009年「中華環境保全世紀行」の式典で、「中国は土地浸食によって、毎年100万ムー（約67万ヘクタール相当）の耕地をなくしている。第10期五ヵ年計画期間中、毎年、生産活動によって浸食された土地の面積は1万5000平方キロメートル以上、土地流失量は3億トンを超えている」ことを明らかにしました。

　鄂次官は「中国は世界で土地浸食が厳しい国の一つで、これは中国の生態安全、食糧安全、洪水防止及び土地資源の安全を脅かし、中国の経済社会の持続的な発展を抑制する重要な要素になる」として、人的要因による土地浸食の拡大が引き起こす影響を重視するよう求めました。（翻訳：ヒガシ）