AU・アフリカ連合は17日議長声明を発表し、マダガスカルが当面の政治危機を解決するため、アフリカ連合の指導の下で、憲法によって国民投票を一日も早く行うよう呼びかけました。

　今年2月から、リビアがアフリカ連合の輪番議長国となっています。リビアの最高指導者、カダフィ氏が議長声明の中で、「マダガスカルでは国民の命と財産が大きな損失を蒙り、国の日常運営も不能な状態に陥っている」と述べました。アフリカ連合は、マダガスカルに対し、冷静的に事件を扱い、国民の生命と財産を保全するよう呼びかけました。

　マダガスカルのラヴァルマナナ大統領は17日に大統領令を公布し、現政府の代わりに軍事実行委員会を設立し、大統領と首相の権限を移譲することを発表しました。この大統領令が反政府武装勢力に反対されています。（翻訳：KH）