中国の温家宝首相は12日北京で、「チベットは対外開放の方針を堅持していく。これは、チベット自身の発展の必要である」と強調しました。

　温家宝首相は中国全人代年次総会閉会後の記者会見で、「チベットの全体的な情勢は安定しており、人々は生活の安定を望んでいる。中国の憲法と民族地域自治法はチベットの住民の自由と権利、特に宗教信仰の自由を保障している」と述べました。

　さらに温家宝首相は、「中国はここ数年、チベットへの財政面での投入を絶えず増やしている。チベットの経済建設を速め、農牧民たちの生活を改善することに力を入れている。チベットの安定と進歩は、私たちの政策が正しいことを実証している」との考えを示しました。

（翻訳：洋　チェック：金井）