中国では黄河上流の内蒙古自治区内に流水量を調節する大型水利プロジェクトを実施することになりました。

    これは黄河渤海湾水利プロジェクトと呼ばれ、完成しますと、内蒙古を流れる黄河の増水状況をコントロールでき、氷が解けたことにより流水量が急増して起きる被害を効果的に抑え、沿岸地区の水資源の配置、及び生態環境の改善に役立ちます。

    またこのプロジェクトには発電設備もあり、年間のその平均出力は3億6300万キロワットアワーです。

    黄河は北方を流れているので、春になりますと、氷が解けて上述の被害が起き、時にはひどい氾濫となってきました。ちなみに黄河にはこれまで劉家峡、青銅峡と小浪底などの地点に同じ施設があります。